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テラノD21系の四駆

野暮ったいイメージのあったオフロード4WDのカテゴリーに、北米デザインの洗練されたボディーで颯爽と登場したテラノD21系。
高級車やスポーツカー向けだったV6ガソリンエンジンを搭載するなど、オフロード4WDのスペシャルティーカーを標榜したモデルでした。


特徴と推移

 ピックアップトラックのダットサン4WDが、720系からD21系へとフルモデルチェンジした翌1986年に、そのダットサン4WDのシャシーをベースとした「テラノ」がデビューしました。キャビン部分はダットサン4WDと共通でしたが、ボディ全体はアメリカのNDIでデザインされました。
ブリスターフェンダーや三角形のサイドウインドウなど、当時のオフロード4WDとしては非常に洗練されたデザインが特徴的でした。

 ピックアップトラックがベースとしながらも、リアサスはダットサン4WDのリーフリジッドとは異なり、コイルスプリングを使用。乗り心地や操縦性などでも、ダットサン4WDとの差別化が図られました。しかもこの当時は、パジェロやハイラックス・サーフのリアサスがリーフリジッドだった時代。
テラノが、いかに走行性能にこだわっていたかが感じられる部分です。オンロードでの乗り心地や操縦性に優れていただけでなく、オフロードでの接地性でも、ライバルをしのぐ性能を発揮しました。
4WDシステムは、オーソドックスなパートタイム式で、2速の副変速機付き。モダンなスタイリングに似合わず、本格的なオフロード走破性も備えていました。

 モダンなデザインを与えた、4WDのスペシャルティカー的なコンセプトで開発されたテラノは、デビュー当初は2ドアモデルのみでした。しかし、当時すでに4WDはファミリーカーとして市民権を得ており、テラノにも4ドアモデルが期待されていました。
そして1989年、待望の4ドアモデルを追加。リアクォーターの特徴的な三角窓はなくなりましたが、リアのドアハンドルをピラー部に隠すなど、4ドアを意識させないデザインで好評を博しました。

 北米仕様では3リッターV6ガソリンエンジンを搭載しており、そのパフォーマンスも話題となりました。
しかし、日本でのデビュー当初のエンジンは、平凡なスペックの2.7リッターディーゼルTD27型のみ。当然ながら、北米仕様と同じV6ガソリン搭載が待ち望まれました。

 そして1987年、待望の3リッターV6ガソリンのVG30i型を追加。140PSの最高出力は、当時のオフロード4WDではトップクラスのハイパワーで、しかもスロットルレスポンスが敏感なため、2WD状態では簡単にホイールスピンを起こしてしまうほどでした。
ちなみに、VG30i型搭載のR3Mグレードは、オフロード4WDとしては初の3ナンバー登録車となったことも話題でした。

 VG30i型はシングルポイント式の電子制御燃料噴射装置でしたが、1989年にはマルチポイントのEGIを採用したVG30E型に変更されました。最高出力は140PSからさらに10PSアップの150PSへと向上。動力性能に磨きがかけられました。

 TD27型ディーゼルエンジンは、1988年にターボを加えたTD27T型へと進化しました。85PSだった最高出力は100PSへとアップ。さらに1994年には115PSまでアップして、ディーゼルモデルの弱点だった動力性能は、飛躍的に向上しました。

 1994年にスペインからの輸入車として登場したミストラルは、ヨーロッパではテラノ・の名称で販売されていたもので、実は初代D21系テラノのシャシーを流用したモデルでした。
北米NDIでデザインされたテラノとは違って、背が高く、バックドアにスペアタイヤを装備したオフロード4WDらしいスタイリングは、イタリアのIDEA社によるもの。サスペンションの設定もヨーロッパ仕様に準じたもので、テラノとは異なる乗り味となっていました。

 エンジンはディーゼルのTD27T型と、2.4リッターガソリンのKA24S型の2種類で、当初4ドアモデルのみでしたが、後にショートホイールベースの2ドアモデルも販売されました。

 テラノは、1995年9月に、二代目となるR50系へとモデルチェンジしましたが、ミストラルの日本での販売は1999年2月まで続けられていたので、D21系の最終モデルは、このミストラルということになります。



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